Record China 2018年3月23日(金) 23時40分
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23日、韓国・ニュース1によると、ソウル交通公社が韓国の通信会社大手KTとともに駅構内の空気汚染の状態をリアルタイムで測定し調整するシステムの導入と併せ、女子トイレに悲鳴を感知して通報するシステムを導入した。写真はソウル地下鉄。
2018年3月23日、韓国・ニュース1によると、ソウル交通公社が韓国の通信会社大手KTとともに駅構内の空気汚染の状態をリアルタイムで測定し調整するシステムと併せ、女子トイレに悲鳴を感知して通報するシステムを導入した。
ソウル交通公社は、ソウル地下鉄「光化門(クァンファムン)駅」、「往十里(ワンシムニ)駅」、「長漢坪(チャンハンピョン)駅」にリアルタイムで駅構内の空気汚染の状態を分析する事が可能なシステムを導入。KTの空気の質管理ソリューション「GiGA IoT Air Map」が適用されたこの装置は、駅構内のPM2.5、PM10、二酸化炭素、温度、湿度、騒音の測定が可能となっており、管制センターでは空気の状態をリアルタイムで確認し、換気システム運用のタイミングと回数を調節することができるという。
さらに、「傍花(パンファ)駅」、「乙支路4街(ウルチロサガ)駅」、「君子(クンジャ)駅」などには、女子トイレに悲鳴を感知してリアルタイムで緊急事態を知らせるシステム「Safe Mate」を設置した。この装置は、悲鳴を感知するとトイレの入り口で光が点滅し、駅職員の携帯電話に状況を伝えるというもの。ソウル市は犯罪予防センターと協力して警察にも事故の状況を通報するシステムを構築する予定とのこと。
ソウル交通公社のキム・テホ社長は「情報通信技術を基盤としたシステムを試験設置し、実効性が検証される場合、全ての駅に拡大設置する予定」とし、「革新的な技術を地下鉄に適用して、より安全でクリーンな交通環境を構築する」と述べている。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「予算の無駄遣いのような気がするな」「やることがオーバー過ぎる」「例えば、小さな虫に驚いて悲鳴を上げた場合はどうするんだ?」「こんな事に金を使うんだったら、軍隊の待遇をもっと良くしてくれ」など、批判の声が寄せられた。
また、「男子トイレには何もしないの?」「男子トイレで暴行事件があっても無視か」「犯罪は男子トイレでも起きる可能性がある」など、対策が完全ではないとの不満の声も見られ、中には「男は犯罪を犯すものと決めつけているような気がする」とするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)
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