国際都市としての魅力減も原因?春節期間中、海外からの観光客が減り、中国人観光客が増加―香港

Record China    2012年2月1日(水) 13時1分

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29日、フランスメディアは、今年の旧正月期間中の香港への観光客の動向などから、香港の国際都市としての色合いが日々薄れ、中国の他の都市と同化する傾向が強まっていると報じた。写真は旧正月期間中の香港。

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2012年1月29日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)中国語サイトは、今年の春節(旧正月)期間中の香港への観光客の動向などから、香港の国際都市としての色合いが日々薄れ、中国の他の都市と同化する傾向が強まっていると報じた。

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香港旅行業議会によると、今年の春節期に香港を訪れた観光客は、中国本土からは前年比3%増となったものの、国外からは同3%減となった。中国本土からの観光客の内訳は、団体客が同15%増で、個人客は昨年とほぼ同程度だった。この影響で、春節期間中の香港のホテルの客室稼働率は85%に達し、客室価格は前年同期比10%高となった。

こうした状況について、香港旅行業議会の董耀中(ドン・ヤオジョン)総幹事は「注目すべきは、国外からの観光客の減少だ」とし、その原因について「欧米経済の不振に関係があるだろう」と指摘するとともに、「国際都市として、香港政府はより多くの外国人観光客を魅了するような方策を考えなければならない」と話した。

一方、春節期間中の香港人の他地区への旅行状況は前年同期比10%減となった。最も影響を受けたのは広東省への近距離旅行で、董総幹事は「今年の春節(1月23日)は、元旦とクリスマスの休暇に近すぎたため」と分析している。(翻訳・編集/HA)

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