Record China 2012年1月29日(日) 9時25分
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27日、旧正月に子供たちが受け取るお年玉の額は上昇するばかり。このままでは大人の経済的負担が増すばかりか子供たちにも悪い影響を与えると専門家が指摘した。
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2012年1月27日、新民晩報(電子版)は旧正月・春節のお年玉についてとりあげた上海テレビのトーク番組・超級家長会の内容を伝えた。
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同番組の最初のテーマは「お年玉をいくらもらったか?」。スタジオに招かれた上海市内の小学生の回答では、「8000元(約9万6000円)」から「数万元」までさまざま。「2000元(約2万4000円)もらったけど足りない。1万元(約12万円)は欲しい」という回答には多くの小学生がうなずいていた。心理学の専門家は、「こうした傾向は子供たちに悪影響を及ぼす」と指摘。「きちんとした金銭感覚を身につけるべきだ」と主張している。
また「お年玉の使い道は?」の質問には、ほとんどの小学生が「親が管理する」と回答。「親もまた他の子供たちに高額のお年玉をあげている」ということを、しっかり理解していることもわかった。お年玉を預かった親たちの多くは、子供の名義で銀行口座を開設して貯金、あるいは教育資金に充当する予定だという。
一方で、年々高額化するお年玉に親たちも頭を抱えている。1人あたり500元(約6000円)が最低ラインといわれるお年玉を捻出するため、「正月準備をする資金がない」と嘆く親も。逆に、ある夫婦は子供を連れて3人で帰省。夫婦それぞれの親や親せきから家族全員が受け取ったお年玉の総額が、元旦の1日で5万元(約60万円)を突破。あまりの金額に居づらくなり、2日目の早朝に逃げるように実家を離れたという。(翻訳・編集/本郷)
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