<水戦争>上流・中国に先を越されるな!ブラマプトラ川に大型水力発電所計画―インド

Record China    2012年1月25日(水) 1時17分

拡大

23日、インド最大の火力発電会社が中国チベット自治区からインドに流れ込むブラマプトラ川(中国名:ヤルンツァンポ川)における大型水力発電所の建設に関するプレFSの報告書を完成させた。写真は中国チベットを流れるヤルンツァンポ川。

(1 / 6 枚)

2012年1月23日、インドの英字紙ザ・タイムズ・オブ・インディアは、同国最大の火力発電会社ナショナル・サーマル・パワー(NTPC)が中国チベット自治区からインドに流れ込むブラマプトラ川(中国名:ヤルンツァンポ川)における大型水力発電所の建設に関するプレFSの報告書を完成させたと報じた。人民日報(電子版)が伝えた。

その他の写真

水力発電所の設備容量は975万kW、2段階に分けて建設される予定。完成後は中国・三峡ダム水力発電所に次ぐ世界第2の規模の水力発電所となる。工期は10年で、総事業費は1兆ルピー(約1兆5400億円)。

インドでは、中国がブラマプトラ川上流で大型ダムと水力発電所の建設計画を立てていると知った時から、これより先に水力発電所を作ってしまおうと急ピッチで計画が進められてきたという。

国際河川では先に水資源を利用した方が配分の主導権を握るという原則があることから、先に完成させてしまえば、中国との水資源の配分に関する交渉の席で十分な取り分が主張できる。

アジアを流れる国際河川の源流の多くを持つ中国だが、近年、複数のダム建設計画を進めており、下流に位置する各国から反発が起こっている。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携