2012年1月21日、旧正月の2日前に当たるこの日の午前、再選を果たした馬英九台湾総統が母親に付き添い旧正月の買い出しに市場へ出かけた。中央通訊社が伝えた。

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馬総統と母親は、昨年同様、白菜、高麗菜（小型キャベツ）、ナズナの水餃子各50個ずつ、肩バラ肉、豚足、ホルモン、丸鶏、豆腐干、ほうれん草、ピーマン、キクラゲ、果物にはバンレイシを購入。再選した馬総統へ特別な料理を作ってあげるのかという質問に母親は「この子は健康ですけど、もう少したくさん食べてくれたらいいですね」と答え、馬総統は「特に料理の追加はいらないよ」と付け加えていた。

鍋の具材を売る店では、馬総統を見かけた店主が魚のすり身団子とイカのすり身団子を差し出し、「お疲れ様、あなたが総統になれば経済は良くなるでしょう」と激励した。店主は10台湾ドル（約26円）しか受け取ろうとしなかったが、最終的に馬氏が100台湾ドル（約260円）を支払うことで収めた場面もみられた。また、野菜コーナーでは「ニンニクはいっぱいもらったから、買わなくても冷凍庫にたくさんあるよ」と冗談を言う一場面もあった。（同じ発音である台湾語の「当選」と「凍蒜（凍ったニンニク）」をかけ、当選を願う支持者が候補者にニンニクを贈る習慣がある）

買い物は合計約3500元あまり（約9000円）を支払って40分で終了した。また馬総統がお店や市民にお年玉や「1元福袋」と呼ばれる寸志を配る場面も見られた。近所の住民は馬総統が買い物に来ていると知ると、一緒に写真を撮ろうと詰めかけ、サインを求めるなどしていた。（翻訳・編集/中原）