「精神日本人」を罰する「国家尊厳法」の制定、ジャッキー・チェン氏らが提案書―中国メディア

Record China    2018年3月9日(金) 11時20分

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8日、中国の民族感情を逆なでする「精神日本人」問題について、現在開かれている全国政治協商会議の委員が国家と民族の尊厳保護のための新法制定を提案した。写真は旧日本軍のコスプレ写真。

2018年3月8日、中国の民族感情を逆なでする「精神日本人(精日)」問題について、現在開かれている全国政治協商会議(政協)の委員が国家と民族の尊厳保護のための新法制定を提案した。中国青年網が伝えた。

中国では最近、旧日本軍に扮(ふん)した写真をネットに投稿した男性2人組、南京事件に関して侮辱的な発言をした男性が相次いで行政拘留処分を受けた。これらは「自分は中国人だが精神的には日本人」と考え、一部は「自身の民族を恨んで日本を崇拝、自分が中国人であることを恥じる」とされる「精神日本人」の行動と捉えられており、8日には王毅(ワン・イー)外相が記者からの質問に対し、「恥さらし、裏切り者」などを意味する「敗類」という言葉を使って非難する場面も見られた。

記事によると、同日出された提案書には文芸界の委員38人の署名が添えられており、この中には俳優のジャッキー・チェン(成龍)氏の名もあった。提案書は「国旗法」「国章法」「国家法」に倣って国家と民族の尊厳を侵す行為を処罰するための新法制定を呼び掛けるほか、刑法の見直しにも言及。国、民族に対する極めて重大な侮辱行為や日本軍国主義、日本の武士道精神、ファシズムの宣揚などを刑法による処罰の対象とするよう求めている。(翻訳・編集/野谷

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