Record China 2018年3月9日(金) 10時50分
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女性がセクハラ被害を告発する「#MeToo」運動は韓国でも活発になっている。その影響で女性恐怖症に陥る男性も少なくないという。資料写真。
2018年3月8日、環球時報によると、女性がセクハラ被害を告発する「#MeToo」運動は世界中に拡散し、3月8日の国際女性デーも今年は例年とは異なる様相を呈している。
韓国でもセクハラの告発がいっそう拡大し、芸能界や政界にも波及。性的ないやがらせだけでなく男女間の賃金格差も問題となり、女性の権利保護が叫ばれるようになった。その影響で女性恐怖症に陥る男性も多いという。
企業では、いつ告発の対象にされるかわからない恐怖におびえ、女性の同僚とは常に線を引くことで難を逃れようとする男性が少なくないという。男性職員の間では互いに「女性の同僚が怖い」と言い合い、「女に気をつけろ」、「女性は災いのもとだ」が合言葉になっているという。
ある職場では会食する際も女性職員には声をかけなくなったという。女性の部下と近づく機会を極力減らしたいという思いがあるそうだ。仕事の指示などもメッセージアプリを通じて行い、女性職員との外出もしなくなったという。
朝鮮日報は、「こうした対応は女性職員が経験を積む機会を奪うことになるなど二次被害を生むだけだ」と伝えている。ある女性は突然出張が中止され、上司から無視されるようになったといい、「職場ではまるで透明人間のように扱われるようになった」と話しているという。
専門家は、韓国の企業では今も「男尊女卑」の差別が根強く、男性の「女性恐怖症」はそうした差別を続ける口実にされている疑いもあると指摘し、注意を促しているという。(翻訳・編集/岡田)
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