韓国と北朝鮮の首脳会談を表向きは「歓迎」する中国、実際は焦っている?―韓国メディア

Record China    2018年3月8日(木) 10時50分

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7日、米華字メディア・多維新聞は、韓国と北朝鮮が首脳会談を行うことについて、朝鮮半島における中国の影響力が低下しているとする韓国メディアの報道を伝えた。資料写真。

2018年3月7日、米華字メディア・多維新聞は、韓国と北朝鮮が首脳会談を行うことについて、「朝鮮半島における中国の影響力が低下している」とする韓国メディアの報道を伝えた。

韓国政府は6日、韓国・文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使が平壌で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談し、4月末に板門店で南北首脳会談を行うことが決まったと発表した。

記事は聯合ニュースの7日付報道を引用。「朝鮮半島情勢の急激な変化について、中国は喜びと悲しみが相半ばする心境だ。南北の対話を大いに歓迎する一方で、対話が中国の朝鮮半島における発言権を消滅させる危機にさらすからだ。朝鮮半島の核問題ではこれまで、中国が6カ国協議の議長国として主導権を握ってきた。しかし、朝鮮半島周辺の政治的、外交的、安全保障上の変化が続くなかで、中国の主導権が失われつつある」と伝えている。

そして、この状況を象徴するトピックとして、2017年11月に習近平(シー・ジンピン)国家主席の特使が訪朝した際に金委員長が接見しなかったのに対し、今回訪朝した韓国特使一行とは顔を合わせたこと指摘。「これは、北朝鮮の核問題の仲裁者という重大任務を担ってきた中国の地位を大きく揺るがすものだ」と論じた。

聯合ニュースはまた、中国政府関係筋からも「わが国はこれまで朝鮮半島問題においてないがしろにされることはあり得ないと認識してきたが、昨年に習主席の特使が金委員長と会えなかったことで、わが国の北朝鮮に対する影響力が著しく低下したことが露呈した」との声が出たと伝えている。(翻訳・編集/川尻

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