中韓FTA交渉、東アジアの政治構図にも影響―韓国紙

Record China    2012年1月13日(金) 18時2分

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12日、中韓のFTAは単なる経済協定ではなく、東アジアの政治構図に変化をもたらす可能性もあり、外交や安全保障の上でも大きな意味を持つと、韓国紙が指摘している。写真は中国・陝西省の白菜農家。

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2012年1月12日、国家金融報によると、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が9〜11日に中国を訪問し、中韓自由貿易協定(FTA)に関する交渉手続きの準備作業の加速について合意に達した。韓国側によれば、1〜2カ月後に正式に交渉が開始される可能性があるという。

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韓国外交通商部のFTA 交渉代表・崔●泳(チェ・ソギョン、●は析の下に日)氏は、2011年末に日本のメディアの取材に対し、経済的な規模から韓国は今後のFTA交渉の相手国は日本と中国になるが、「政治・外交戦略を考慮すると、中国との経済関係強化は北朝鮮との対話に対しても良い影響を与える」といった発言をしており、韓国・朝鮮日報紙も11日、中韓FTAは単なる経済協定ではなく、「東アジアの政治構図に変化をもたらす可能性もあり、外交や安全保障の上でも大きな意味を持つ」と指摘している。

なお、韓国総統府によれば、正式なFTA交渉は2段階で進められるとされており、第1段階では双方が国内の打撃が大きい分野や品目の取り扱い、自由化の時期や内容を決め、第2段階で双方が具体的な協議を行うことになるとしている。韓国側は農水産品や製造業の一部を、中国側は石油化学や自動車について打撃が大きい分野としている。(翻訳・編集/岡田)

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