Record China 2018年3月5日(月) 11時20分
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2017年に韓国を訪れた中国人観光客は前年と比べ48.3%減り、国内総生産(GDP)は5兆ウォン(約5000億円)減少したことが明らかになった。写真はソウル。
2018年3月4日、中国メディア・澎湃新聞網によると、韓国観光公社が発表した統計から、2017年に韓国を訪れた中国人観光客は前年と比べ48.3%減り、416万9353人だったことが明らかになった。
韓国・聯合ニュースによると、韓国銀行の試算では、訪韓中国人が400万人減ったことで韓国の国内総生産(GDP)はおよそ5兆ウォン(約5000億円)減少したとされている。とりわけ免税店には大きな打撃が生じたという。
韓国免税店協会によると、17年の国内免税店の売り上げは20.8%増加の128億ドルを記録したが、営業利益率は1.5〜2%と低く、16年の4%から大きく下げ、実際の収益は振るわなかった。ロッテ免税店は第1〜3四半期の売り上げが2.3%減少し、営業利益も87.8%減少。新羅免税店は売り上げが7.1%増えたが、営業利益はやはり25.8%減少している。
免税店以外にも、化粧品や食品などの産業でも中国人客の減少は大きな打撃となっている。特に化粧品は韓国の主力輸出品で、中国市場は化粧品輸出の4割を占めるが、各社とも売り上げや営業利益を大幅に減らしているという。
17年12月に8カ月ぶりとなる中国からの団体旅行客が訪れたことで、韓国内では期待感が高まったが、その後も訪韓中国人は回復していない。聯合ニュースによると、18年1月の訪韓中国人は前年同月比46%減の30万5127人だった。(翻訳・編集/岡田)
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