Record China 2018年3月5日(月) 15時20分
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中国では旧日本軍の軍服を模した衣装を着用し、南京市内にある日中戦争の激戦地で記念撮影をした男性2人が処罰された。同件では、撮影に憤慨して告発したネットユーザーが脅迫されていたことが分かった。
中国では2月下旬、旧日本軍の軍服を模した衣装を着用し、江蘇省南京市内にある日中戦争の激戦地で記念撮影をした男性2人が処罰された。中国メディアの新京報によると、撮影に憤慨して告発したネットユーザーが脅迫されていたことが分かった。
男性2人が旧日本軍軍人に扮(ふん)して撮影した写真が広まったのは2月20日だった。写真は計3枚で、軍刀、銃剣付きの歩兵銃、「武運長久」などと書かれた日章旗を持つなどして撮影した。専門家により、同写真は日中戦争における南京攻防戦で激戦地となった紫金山に残るトーチカ前で撮影されたと分かった。
南京市公安局(南京警察)玄武分局は23日、四川省と江蘇省に住む男性それぞれ1人の計2人の身柄を拘束し、行政拘留15日を科したと発表した。行政拘留とは比較的軽い違法行為に対して、当局が裁判なしで科すことのできる処罰だ。
玄武分局は3月2日になり、2人に行政拘留を科した後、写真撮影を告発したネットユーザーが別のユーザーから侮辱され、家族の安全について脅迫されていたことが分かったと発表した。
侮辱や脅迫の目的は、写真撮影した2人を告発したことに不満を持ち、同種の告発を防ごうとすることだったという。
警察は、多くのネットユーザーに注目され社会的に悪影響を及ぼしたとして、告発を脅迫したネットユーザーに中華人民共和国治安管理法第42条を適用して、行政拘留7日間の処罰を科した。(翻訳・編集/如月隼人)
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