Record China 2011年12月31日(土) 14時27分
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28日、中国の文学者・郭沫若が日本に住んだ10年間に記した230通の書簡が杭州のオークション事前展示会に登場した。写真は重慶の郭沫若旧居。
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2011年12月29日、新華ネットの報道によると、中国の文学者・郭沫若は若いころ日本で10年間の亡命生活を送ったが、この10年は彼にとって中国古代文字研究の「黄金期」となった。この時期に郭沫若が記した230通の書簡が28日、浙江省杭州市の2011年西レイ(さんずいに令)秋季オークション事前展示会に登場した。
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「文求堂に宛てた230通の書簡」は郭沫若が日本に住んだ10年間に、東京の文求堂書店の主人・田中慶太郎親子に宛てた手紙とハガキである。1928年、郭沫若は日本へ亡命し、1937年に帰国した。
この10年間、郭沫若は考古学、歴史学、金石文字学を研究した。当時、中国語書籍を専門に販売していた文求堂書店は郭沫若に貴重な資料を提供しただけでなく、日本文学界との交流の場も与えた。そのため、郭沫若は田中慶太郎と「文人の交わり」を結んだ。書籍の購入と学術的討論だけでなく、田中慶太郎に自作の詩を贈っていた。書簡からは郭沫若の書体の変化もみられる。
西レイ印社オークション公司によると、2011年秋季オークションは12月30日から来年1月2日まで開催され、22の会場で3000点あまりの作品がオークションにかけられる。作品は中国の書画が大半を占め、5カ所の特別会場では沈周、文澂明、唐寅、八大山人、呉昌碩、潘天寿、張大千などの作品が出品される。
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