中国の都市は美的センスゼロ=都市化に伴う問題点とは―米メディア

Record China    2011年12月31日(土) 11時45分

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29日、米紙ロサンゼルス・タイムズは北京に駐在する『中国経済季刊』のトム・ミラー編集長に、都市化を続ける中国の問題点についてインタビューした記事を掲載した。写真は北京の建設現場。

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2011年12月29日、米紙ロサンゼルス・タイムズは北京に駐在する『中国経済季刊』のトム・ミラー編集長に、都市化を続ける中国の問題点についてインタビューした記事を掲載した。

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中国では今後15年間で、アメリカの全人口に匹敵する3億2000万人が都市に「移民」すると予測されている。中国の都市は粗削りで、多くの人の目には醜く映る。都市住民は毎年2000万人ずつ増加し、生活の向上を求める声は高まっているが、政策決定は経済成長が優先され、住宅には品質やデザインよりもスピードが要求される。中国は巨大な人口に対して土地が少なく、住宅は密集式とならざるを得ない。

北京で大問題になっている汚染と渋滞は、野放図な発展は生活の向上などもたらさないという現実を突き付けてきた。北京では車中心に建設が進められているが、望ましいことではないだろう。一方で来年には30以上の都市で地下鉄建設が計画されている。都市鉄道があれば人口を分散させることができ、インフラ建設は成功しているといえる。

また、中国は社会保険システム確立に向けて動いている。状況は1940年代の英国に似ているが、国の規模も支出額もはるかに巨大だ。

中国は都市建設の原材料をほとんど輸入に頼り、鉄鉱石輸出業者の関心を集めている。都市住民は肉を多く消費するため、米国が飼料の大豆を輸出することも重要になる。自動車の購入者が増えれば、ガソリン価格も上昇し、石油価格にも影響を与えることになるだろう。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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