発電所の増設めぐり住民が大規模な抗議行動、警官隊と衝突で少年1人死亡か―広東省汕頭市

Record China    2011年12月22日(木) 11時32分

拡大

20日、中国広東省南東部の漁村で、石炭火力発電所の増設計画に反対する住民が大規模な抗議活動を起こし、警官隊と衝突した。少年1人が死亡したとの情報もある。

(1 / 2 枚)

2011年12月20日、中国広東省南東部の漁村で、石炭火力発電所の増設計画に反対する住民が大規模な抗議活動を起こし、警官隊と衝突した。少年1人が死亡したとの情報もある。米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の中国語版サイトが伝えた。

その他の写真

抗議行動が起きたのは、同省汕頭市潮陽区の海門鎮(村)。「国家一級良港」「国家中心漁港」などの称号を持つ漁村で、住民の多くは代々、漁で生計を立ててきた。ところが、2006年に石炭火力発電所が建設されてから深刻な環境汚染に悩まされるように。近海で魚が捕れなくなり、住民の健康状態にも影響が出始めた。

そんな中、発電所の増設計画が浮上。「次の世代のためにも、これ以上の環境破壊を許してはならない」と住民らが立ち上がった。村外で働く地元出身の楊庭浜(ヤン・ティンビン)さんが家族に聞いた話によると、住民らは地元政府の庁舎を取り囲んだり、高速道路を封鎖したりするなどして、増設反対を訴えた。

また、AP通信とAFP通信は、武装警察との衝突の際、15歳の少年1人が殴られて死亡したと伝えた。楊さんも「流血騒ぎに発展したのは事実。地元の学生は昼ごろ下校の予定だったが、学校側は下校させず、急きょカップラーメンを昼食として食べさせたようだ」などと話している。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携