<中華経済>12年から石油製品の輸入関税引き下げへ―中国

Record China    2011年12月20日(火) 15時39分

拡大

19日、中国財政部はこのほど、2012年から石油製品など730品目あまりの輸入関税を引き下げると発表した。写真は江蘇省のガソリンスタンド。

(1 / 4 枚)

2011年12月19日、中国財政部はこのほど、2012年から石油製品など730品目あまりの輸入関税を引き下げると発表した。石油輸入量の拡大による小売り価格の安定と全国的なエネルギー不足解消が期待される。中国の各メディアが伝えた。

その他の写真

引き下げの対象となるのは、石炭や石油などのエネルギー製品、最先端設備と部品、農業関連製品、食品および日用品、医薬品の5大分類で、平均税率は4.4%と実行最恵国税率より50%以上も低い水準となった。

北京大学経済学院の教授で、中国公共経済研究センターの林双林主任は「関税引き下げで、エネルギー資源の輸入拡大が可能になった」と述べ、「中国の資源には限りがあり、国内資源を保護する必要がある。先進国の多くが国内資源を保護するため、エネルギーを輸入に頼る戦略をとっている」と説明した。

さらに林主任は「石油輸入量が増えれば、ガソリンや軽油の価格高騰を抑制することができる。今後は値上がり幅も小さくなるだろう」と期待を示した。また中宇資訊で石油製品を専門とするアナリストも「12年は石油輸入量が増加し、今年のような燃料不足に陥ることは激減するはずだ」とコメントしている。(翻訳・編集/JX)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携