2011年12月15日、中国政府系の環球時報は社説で、中国漁船員の韓国海洋警察隊員殺傷事件について、「中国では韓国に度量を示すべきとの主張が多い。しかし韓国は周辺地域に対する思いやりをまったく見せず、“実力より口の方が大きい”印象を与えた」と自画自賛し、韓国を批判した。米華字サイト・多維ニュースが伝えた。以下はその概要。

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中国漁船員による殺傷事件は、中韓交流拡大の過程で起きた“小さな摩擦”に過ぎない。事件のいきさつがはっきりする前に中国が度量を示してただちに謝罪することは、いまの東アジア情勢では現実的ではない。中国は度量を示すべきだが、言うは易いが行うは難しい行為だ。世界の大国が持つ理想主義的一面といえよう。しかし、韓国社会は周辺地域への思いやりをまったく見せず、他国に“実力より口の方が大きい”印象を与えた。

中韓が対立するたびに、韓国国民の感情は最大限に逆なでられるようだ。双方とも国民には怒りがあるが、韓国人のそれは中国人より大きい。韓国世論は東アジアの大国が自分の領土を奪い合っていると考えているらしい。ある意味事実だが、そういう思考が“韓国はアジアで一番怒りっぽい”印象を招くのだ。（翻訳・編集/AA）