2018年2月14日、韓国・聯合ニュースは、平昌五輪を取材中の海外メディアが韓国の「あるもの」について、今大会の“真の勝者”と賛辞を送ったと報じた。

ニュージーランド民間放送局の記者は同日、「今回初めて同僚らと共に訪韓し、取材で忙しい時間を送っているが、1つ明確なのが『韓国人は食べることが好き』ということ。先週1週間は家に飛んで行けるほどの手羽を食べた」と明らかにした。また「『キムチ』は『韓国』と同義語になったが、韓国式バーベキューも世界的に有名」と紹介、「特にサムギョプサル（豚の三枚肉の焼き肉）やチョッパル（豚足）は韓国人が好きな特別な料理で、低いテーブルにあぐらをかいて座り、石板の上で直に肉を焼く光景は至る所で見られる」と説明したという。

そんな中、チキンについては「韓国人は主食のようにたくさん食べる」とし、「現地の人は言うまでもなく、観光客からも愛されている」としており、そのおいしさをさらに詳しく説明している。「韓国式チキンの秘密は二重構造の生地にあると聞いたが、それが功を奏したのか全く脂っこくなくておいしい」と相当気に入ったようで、「ある晩は外出して6種類の味のフライドチキンを味わった。中でもピクルスなど数種類のおかずと共に出されるヤンニョム（※合わせダレ）チキンは、それこそ夢の料理だった」と伝えたそうだ。そしてKFCを「韓国式フライドチキン（Korean Fried Chicken）」と称し、「KFCは今回の冬季五輪で金メダルをもらうべき」と評価したとのこと。

海外メディアの「チキン愛」報道を受け、韓国のネット上では「さすが韓国のチキン（笑）」「うわあ〜最高の韓国評価！」「韓国のチキンをよく分かってる」など喜びの声が上がっている。

またあるユーザーからは、韓国式チキンが人気の理由について「チキン店が多過ぎて競争が激化、鶏肉市場が生き残りをかけていろいろな味を試したことで世界最高の味が生まれた」との分析コメントも。

ただし、まだまだ課題はあるようで「韓国のチキンは最高でしょ。ただ、海外マーケティングが下手なんだよね。海外にももっと広まったらいいのに」「国民のおやつだったのに、最近は高くなり過ぎて食べられない」「政府がキムチにしがみついているせいで、韓国料理のグローバル化の夢が消えていく」など鋭い指摘も寄せられた。（翻訳・編集/松村）