Record China 2018年2月19日(月) 23時40分
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中国メディアによると、2月末に英国で開かれるITTFチームワールドカップを前に、中国代表の元監督が14歳の日本代表・張本智和について「最強のライバル」と語った。元監督は「いずれ中国の最大の脅威に」とも警戒している。資料写真。
2018年2月16日、2月末に英国で開催される2018年ITTFチームワールドカップを前に、中国代表元監督の劉国梁氏が14歳の日本代表・張本智和について「最強のライバル」と語った、と中国メディが伝えた。同氏は「同年代の選手は優位に立てない。いずれ中国の最大の脅威になる存在」とも警戒している。
チームワールドカップは2年ごとに開かれ、日本や中国、ドイツ、韓国、英国など男女別に各12チームが出場。抽選で4組に分かれてリーグ戦を行い、上位2チームがトーナメント戦に進出する。
日本からは男子で張本をはじめ丹羽孝希、大島祐哉、上田仁の4選手、女子は石川佳純、平野美宇、伊藤美誠、早田ひな4選手がそれぞれ出場する。中国男子は樊振東、林高遠、許●(シュー・シン、●は日偏に斤)、馬龍、于子洋が出場。女子は朱雨玲、王曼●(ワン・マンユー、●は日の下に立)、陳幸同、丁寧、劉詩●(リウ・シーウェン、●は雨かんむりに文)が出場する。
両親が中国出身で「チョレイ」の雄たけびでも知られる張本は、1月の全日本卓球選手権大会の男子シングルス決勝戦で、優勝9回を誇る水谷隼を破り初優勝して史上最年少優勝記録を更新。昨年8月には国際卓球連盟(ITTF)ワールドツアー・チェコオープン男子シングルスで14歳61日で優勝し、ワールドツアー史上最年少優勝記録も更新している。ITTFの世界ランキングは2月現在11位だ。
中国国営新華社通信のインタビューに応じた劉元監督は張本について「注目している。私たちが直面する最大の変数。いずれ中国にとって最大の脅威となりうる存在」と指摘。「彼の今の年齢での成績と卓球への情熱をみると、プレーの面から言えば同年代の選手は優位に立てない」と述べた。
中国男子代表の劉国正監督は今大会で最大のライバルとなるのはドイツ、日本、韓国で、女子は日中対決になると予測。「中国はこの競技においてはやはりずば抜けていると言え、一部の大会やプレーで対応が良くなければ不安定になることもあるが、中国代表は今大会でも勝てると信じている」と強調した。
個々の選手では「馬龍(世界ランキング7位)が男子最強と信じている。馬龍のここ数年の成績を見ると、卓球への理解と情熱で決まる部分が多い。彼は能力を100%、110%まで出すことができる。これは多くの若い選手にできないこと」と評価した。
世界ランキング2位と中国トップの樊振東については「実力は馬龍に劣らないが、試合を読む能力をまだ鍛える必要がある。卓球という競技はめまぐるしく変化し、樊振東は相手の考えを常に把握し、素早く対応しなければいけない。この点において、馬龍はここ数年よくできている」と話した。(編集/日向)
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