2011年12月16日、国際先駆導報は、中国漁船の船長が韓国海洋警察の隊員を刺殺した事件に対する韓国側の反応について、各国の報道を紹介すると共に、ポータルサイト・捜狐（SOHU）ネットと共同でアンケート調査を実施した。それによると、韓国側の反応の原因として、「歴史的な民族主義の感情が影響している」と考える回答者が最も多く、約74％に上った。

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12日の事件発生以降、「極めて凶悪な犯罪者」「銃で中国漁民の反抗を制止すべき」「長期にわたって韓国を無視してきた中国に断固たる反撃を」「中国に対する弱腰外交を改めろ」など、韓国国内で非難と抗議の声が沸き起こった。13日と14日には、韓国市民が中国大使館前で抗議活動を行い、一部の市民は大使館への突入を試み、警察に阻止された。

こうした状況に、ドイツ紙・南ドイツ新聞は「中国は韓国にとって最大の貿易相手だが、海洋警察隊員1人の死によって中韓外交が対立するまでにエスカレートしている」と報道。フランス紙フィガロは「韓国が本当に中国製品の締め出しやそれ以上の過激な行為を採るとしたら、中国は北朝鮮との結びつきをさらに強固なものにするだろう。そうなれば韓国はより大きな損害をこうむることになる」と伝えた。

アンケート調査の内容と結果は以下の通り。

回答者数1866人（12月17日北京時間午前9時現在）

問1．韓国国民の過激な言動をどう見るか？

1）理解できる―147人（7．88％）

2）冷静かつ理知的に分析し処理すべき―281人（15．06％）

3）歴史的な民族主義の感情を帯びている―1389人（74．44％）

4）その他―49人（2．63％）

問2．この事件は中韓関係に影響するか否か？

1）影響しない―287人（15．39％）

2）中韓外交にあつれきを生む―166人（8．9％）

3）政府間の態度による―856人（45．88％）

4）事態の展開を見る必要あり―557人（29．85％）

（翻訳・編集/HA）