メコン流域4カ国、サヤブリダムの建設中止を決定=環境に配慮、中国には打撃―中国紙

Record China    2011年12月12日(月) 12時14分

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9日、AP通信はメコン川委員会(MPC)参加国のラオス、タイ、カンボジア、ベトナムがサヤブリダムの建設一時中止を決めたと伝えた。中国が意欲を示していた「大メコン圏」開発計画そのものが危うくなると記事は評している。写真はブノンペン付近のメコン川。

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2011年12月9日、AP通信(AP)によると、メコン川委員会(MPC)参加国のラオス、タイ、カンボジア、ベトナムはサヤブリダムの建設一時中止を決めた。10日、中国経済網が伝えた。

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サヤブリダムはメコン川ラオス流域に建設予定だったダム。「大メコン川開発計画」で予定されていたダム12基建設計画の第1基目だった。ダム建設によるエネルギー確保、水位の安定、農業用水の確保など多くの経済的メリットが期待されていた一方で、貴重な生態系を破壊してしまうと環境団体から批判の声も上がっていた。

今回、サヤブリダムの建設一時中止が決まったが、メコン川を軸に経済地域を形成しようとする「大メコン圏」(GMS)計画の実現が揺らぐ大きなトピックと言えよう。ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムにミャンマーと中国を加えた6カ国は「大メコン圏経済協力計画」を構成しており、中国は自身が主導してのメコン流域の開発に意欲を示していたが、計画そのものが頓挫しかねないと記事は評している。(翻訳・編集/KT)

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