韓国武術に負けた少林カンフー=世界無形文化遺産の申請競争―中国紙

Record China    2011年12月11日(日) 17時11分

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10日、広州日報は記事「少林カンフーは韓国・テッキョンに勝てないのか?遅れている中国無形文化財保護行政」を掲載した。テッキョンは武術としては初めて世界無形文化遺産に登録された。写真は河南省、少林寺。

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2011年12月10日、広州日報は記事「少林カンフーは韓国・テッキョンに勝てないのか?遅れている中国無形文化財保護行政」を掲載した。

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先日、インドネシア・バリ島で、第6回ユネスコ無形文化遺産委員会が開催された。日本からは北広島町の伝統行事「壬生の花田植」が登録された。中国からは影絵芝居「皮影」が、韓国からは武術「テッキョン」、綱渡り「チュルタギ」、そして「韓山からむし織り」の3件が登録された。

中国の世界無形文化遺産登録数は29件と世界一の数を誇る。しかしながら、韓国のテッキョンが武術として初めて世界無形文化遺産への登録を認められたことが、「少林カンフー」関係者を落胆させた。

MBAを持つ「やりて住職」として知られる少林寺の釈永信(シー・ヨンシン)方丈は10年前から世界無形文化遺産登録を目指して活動を続けてきた。現在、中国文化部の推薦リスト第2位につけるまでとなったが、テッキョンに先を越されることとなった。

問題は中国の無形文化遺産保護行政にあると広州日報は指摘する。観光資源獲得を目指し中国の各地方政府は世界遺産申請競争を繰り広げているが、しかし、貴重な文化遺産を保護しようという意識は欠けたまま。申請だけは過熱するものの、保護のための取り組みはないというのが現状だという。(翻訳・編集/KT)

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