Record China 2018年2月7日(水) 23時40分
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日本を訪れたことのある中国人の間に、「旅行中のあの素晴らしいサービスが違法だったなんて」と衝撃が走っている。資料写真。
2018年2月6日、新華社によると、日本を訪れたことのある中国人の間に、「旅行中のあの素晴らしいサービスが違法だったなんて」と衝撃が走っている。
日本では乗客を輸送する場合には運送業務の許可と二種免許が必要で、ナンバーは緑色と決められている。一般の車両は白いナンバーをつけており、そのため違法なタクシーは俗に「白タク」と呼ばれる。道路運送法に違反した場合、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられる。
1月には自家用車を使って客を有料で輸送していた容疑で警視庁が中国人を逮捕。2月に入ってからは、リムジンタイプの高級外国車を使って白タク行為をしていたとして、愛知県警が日本人社長ら4人を逮捕した。
こうした白タクは正規のタクシーよりも料金が割安な上、日本を訪れる中国人観光客にとってはドライバーが中国語を話せるとあって人気となっている。利用者の多くもこうした送迎が違法だと認識していないという。
ある中国人は、「安くて便利だし、7人乗りの車を出してくれて一家そろって乗せてもらえた。しかも中国語で案内までしてもらえるのに、違法だなんて思いもしなかった。だって、正規の配車アプリのサービスでしょう?」と話す。
白タクを利用すること自体は違法行為ではないものの、事故に遭った場合などにはリスクが生じる恐れがあると専門家は指摘する。警察は各地で白タクの取り締まりを強化する動きを見せており、中国では一般的となっている配車アプリも日本国内では普及していない。
2016年には訪日外国人観光客が2400万人を突破。記事は、そのうちの640万人が中国人であり、20年には東京五輪も開催されるという状況の中、現状のままでは旅行者の需要を満たすことは難しいと指摘。「旧態依然とした業界を新たな時代に対応させ、自家用車でも公共交通機関の隙間を埋めるようなサービスを提供できるようにする必要があるのではないか」としている。(翻訳・編集/岡田)
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