Record China 2018年2月10日(土) 18時0分
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5日、中国メディアの中国新聞網が、なぜ日本人は焼きギョーザが好きなのかについて分析されたコラム記事を掲載した。写真は餃子。
2018年2月5日、中国メディアの中国新聞網が、なぜ日本人は焼きギョーザが好きなのかについて分析されたコラム記事を掲載した。
記事は、「ギョーザが中国起源であることは言うまでもないが、日本人はもはやギョーザを中国料理とはみなしておらず、日本の国民食となっている」と紹介。日本各地にギョーザ専門店があり、スーパーなどでも販売されているが、水ギョーザがメインの中国とは異なり、日本では焼きギョーザがメインであると伝えた。
その上で、総務省が1月30日に発表した家計調査によると、2017年の「1世帯当たりの年間ギョーザ購入額」が最も多かったのが栃木県宇都宮市で、4258円だったことも紹介した。
では、なぜ日本人は焼きギョーザをこよなく愛するのか。記事は、2015年6月21日に放送された日本テレビの情報バラエティ番組「ぐるめぐり〜見ると美味しくなる!食ヒストリー〜」の中で、工学院大学の山田教授が、ギョーザを焼いた際のメイラード反応により50種類のにおい物質が発生するが、そのにおい物質はしょうゆやみそ、かつお節などの日本料理で使用される調味料と似ているため、食べる前から日本人の嗅覚を刺激すると分析したことを伝えた。
また、番組の中では日本音響研究所の鈴木氏が、「ギョーザを焼くときに蒸らし用のお湯を入れた際の「ジャー」という音が、海の波の音に似ており、海は生命の源であるため癒しを与えてくれる音なので、日本人を引きつける」と分析したことも紹介した。
番組ではさらに、香川大学の山野名誉教授が「ギョーザはパリパリ感、もちもち感、ジューシー感という食感の要素のバランスが良く、おにぎりや手巻き寿司などの日本の伝統料理もこの食感のバランスに近いので、日本人に受け入れられた」と分析していることも紹介されている。
記事は、こうした分析について「やや強引のような気もする」としているが、「いずれにしても日本人のギョーザ好きというのは間違いのないことだ」と結んだ。(翻訳・編集/山中)
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