Record China 2011年12月8日(木) 5時2分
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7日、中国の母親にも人気の明治の粉ミルクから微量のセシウムが検出されたことが、中国でも問題となっている。彼女たちの多くは、非正規ルートで日本からこれらを取り寄せていた。写真は中国国内で販売されている明治製粉ミルク。
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2011年12月7日、北京晨報によれば、中国の母親にも人気の明治の粉ミルクが問題になっている。6日、食品大手の明治が同社製の粉ミルク「明治ステップ」から微量のセシウムが検出されたと発表、約40万缶の回収と無償交換を始めた。だが、海外からの代理購入など非正規ルートで対象製品を購入した中国の消費者は、同様の保障が受けられるのか?中国の母親たちに不安が広がっている。
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今回セシウムが検出されたのは、850グラム缶の粉ミルク「明治ステップ」。1キログラムあたり最高でセシウム30.8ベクレルが検出された。福島原発事故発生以来、粉ミルクからのセシウム検出は初めて。問題の粉ミルクは埼玉県春日部市の工場で生産されたもので、缶の底に印刷された品質保持期限が2012年10月3日、4日、5日、6日、21日、22日、23日、24日の製品が該当する。
明治乳業の粉ミルクは日本国内でシェア40%を占める。国内製品の安全に不安を持つ中国の母親の多くも、明治の粉ミルクを好んで利用していた。電話取材に応じた明治乳業貿易(上海)有限公司の従業員は、「中国国内販売分の製品はすべてオーストラリア産であり、今回は日本で生産された製品のみが回収対象となっていることから、中国市場は関係がない」という。
だが実際、中国の母親が購入している明治の粉ミルクの一部は、正規ルートで販売されたものではない。中国電子商取引大手のオンラインショップ・タオバオで「明治粉ミルク」と検索すると、7000件もの関連商品がヒットする。また、北京の母親に人気の育児サイトには、日本で販売されている明治製粉ミルクの代理購入の広告欄が並ぶ。
海外からの代理購入など、非正規ルートで購入された製品回収責任について、前出の中国現地法人では「最新情報を待っているところであり、このようなケースについては品質を保証できないため、正規ルートでの購入を勧める」との回答だった。タオバオに問い合わせたところ、このニュースが発表されてすぐに該当製品の販売停止措置をとり、浙江省の工商部門、食品管理部門に報告、関連部門からの通達を待っているところだという。(翻訳・編集/渡邊英子)
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