中国ブランドよ、立ち上がれ!「中国製」を堂々と名乗り市場を奪い取れ―英メディア

Record China    2011年12月8日(木) 6時22分

拡大

2日、中国ブランドが欧州で認められないのは、製品情報を正確に伝えない姿勢などが原因であることが英コンサルティング会社の調査で分かった。写真は10月、広西チワン族自治区で開催された中国内衣(下着)委員会主催の第1回「ランジェリーデザインコンテスト」。

(1 / 8 枚)

2011年12月2日、中国ブランドが欧州で認められないのは、製品情報を顧客に正確に伝えない姿勢と市場の選択などに問題があるからだという。英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)の報道を6日付で新華網が伝えた。

その他の写真

英国のコンサルティング会社・Calling Brandsの調査で分かった。同社は、英国やドイツ、フランスの約1500人を対象に中国ブランドに関する調査を実施した。それによると、中国ブランドの製品が産地と生産方法などの情報を隠さずにきちんと示せば、欧州での売り上げがさらに伸びる可能性が高いという結果が明らかになった。

調査では、中国製品を買わない、あるいは買おうと思わない理由として、約3分の1の回答者が「製品の生産過程に対する不安」を挙げ、大多数が「中国ブランドの印象として情報量が不足し過ぎている」と答えた。

一方、世界的なブランドであるアップルやナイキは、過酷な労働条件や環境汚染など、生産過程での問題が多数報道されてもブランドに決定的なダメージを与えるまでには至っていない。中国ブランドの場合はこれとは逆で、生産過程の情報は少ないが、海外の消費者は常に疑いの眼差しを向けている。

中国ブランドが欧州人に与えているイメージは、「低価格」「国際化」「野心的」などで、これだけでは消費者の心に訴えかけることは非常に難しい、と調査は分析する。中国ブランドに対してプラスのイメージを抱いている消費者は極端に少なく、「購入に値する」が16%、「信頼できる」が3%、「品質が良い」に至ってはわずか2%に過ぎない。

さらに調査は、中国ブランドは市場を正しく選ぶことによってより良いチャンスをつかめる可能性があると指摘する。フランスやドイツの消費者は、中国ブランドに対し強い疑いを抱いているが、英国の消費者は中国ブランドに対する偏見が比較的少ない。したがって、中国ブランドを欧州で広めるのならば、英国が最も良い起点となるだろう、と分析している。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携