中国初の硬X線変調望遠鏡衛星、「慧眼」が使用開始

人民網日本語版    2018年2月2日(金) 4時20分

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国家国防科技工業局、国家航天局などが北京市で1月30日、硬X線変調望遠鏡衛星「慧眼」の軌道上使用開始記念セレモニーを開いた。

国家国防科技工業局、国家航天局などが北京市で1月30日、硬X線変調望遠鏡衛星「慧眼」の軌道上使用開始記念セレモニーを開いた。「慧眼」チーフエンジニアの潘騰氏はセレモニーで「慧眼は宇宙を駆け巡り、中国の高エネルギー天文研究を宇宙観測の新段階に突入させる。これは中国が宇宙科学分野の国際的な地位と影響力を高める上で、重要な意義を持つ」と述べた。科技日報が伝えた。

中国が自主設計・開発した初の大型X線天文衛星である「慧眼」は、昨年6月15日に打ち上げられた。軌道上を飛行中、衛星プラットフォーム、ペイロード、地上応用システムなどの試験任務を順調に完了した。試験結果によると、衛星の各種機能・性能が技術研究の全体の要求に合致し、進出条件を整えている。

中国科学院高エネルギー物理研究所研究員、「慧眼」首席科学者の張双南氏は、「慧眼は世界で唯一、大面積、高時間精度、重力波爆発全過程観測という特徴を持つ高エネルギー探査機で、国際宇宙・地上共同観測に何度も参加している。慧眼などの活動により、人類は初めて宇宙の奥深くで激しい爆発が生じたのを耳にし、目にした。また、中性子星内部構造の失われた部分を発見し、中性子星内部の超高密度、超流体、超伝導体構造の新たな手がかりなどをもたらした」と説明した。

「慧眼」により、中国の科学者は今後、遠い宇宙の天体(ブラックホール)、中性子星、連星中性子星の高感度画像を得られるだろう。(編集YF)

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