<調査>貞操観念の崩壊?約4割が「不倫は生活のスパイス」―中国

Record China    2011年12月1日(木) 22時19分

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29日、中国婚姻家庭研究会がこのほど発表した「2010年中国都市部の結婚・恋愛感と方法の調査報告」によると、別れや離婚などの最大の原因である「第三者」の存在に対し、約40%が寛容な態度を示すなど、経済成長に伴う時代の変化を示す結果が明らかになった。

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2011年11月29日、中国婚姻家庭研究会がこのほど発表した「2010年中国都市部の結婚・恋愛観と方法の調査報告」で、恋人や夫婦の破局の原因となる「浮気相手」の存在に対し、約40%が寛容な態度を示すなど、経済成長に伴う時代の変化を示す結果が明らかになった。浙江在線が伝えた。

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調査は全国3万戸以上の家庭を対象に行われた。「仕事か結婚か」との問いには、70%以上が「結婚」を選択。同研究会の樊愛国(ファン・アイグオ)会長は「女性の意識の中に依然として“男尊女卑”が残っていることを示すと同時に、仕事面で男性を超えることの難しさを表している。中国で真の男女平等が実現する道のりはまだ遠い」と語った。

また、仕事の忙しさによる交際範囲の狭さなどを理由に、伝統的な「お見合い」を認める若者は80%に達し、否定的な回答はわずか6%にとどまった。特に女性は伝統的な結婚観である「家柄などの釣り合い」を意識する傾向が強く、「愛情重視」との比較では、どちらも50%程度の割合を示すという結果となった。

これまで社会の大きな批判を集めてきた「浮気・不倫相手」の存在に対する意識にも大きな変化が見られた。開放的な社会風潮の広がりに伴い、人々の「浮気・不倫」に対する見方も「生活のスパイス」「不道徳だが、理解はできる」「パートナーとの関係に影響しなければ良いのでは」などの意見が増え、回答者の約4割が寛容的な態度を示した。

一方、女性の「売れ残り」に対する危機感も増し、学生のうちに結婚してしまう「急婚族」や卒業と同時に結婚する「卒婚族」も増加しているという。(翻訳・編集/HA)

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