中国は世界のリーダーたる要素が欠落、米国の脅威にはなり得ない―米紙

Record China    2011年11月23日(水) 6時39分

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17日、米紙は中国には世界のリーダーたる要素が欠落しているため、米国の脅威にはなり得ないと論じた。写真は北京の若者。

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2011年11月17日、米紙ミネアポリス・スタートリビューンは、中国は世界一の経済体になっても、世界のリーダーたる要素が欠落しているため、米国の脅威にはなり得ないと論じた。21日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。

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筆者は最近、中国での11カ月の生活を終えて米国へ戻った。中国で見た光景――建築物や交通システム、電子製品、音楽、芸術、ファッションなどすべては外国人が創造したものか、外国人が発明したものの模倣である。これこそが中国の台頭が脅威になり得ない原因の1つだ。

過去20年間、中国の政治・社会制度は驚異的な発展の実現を推進してきたが、イノベーション精神が欠けたままの状況が続いており、その潜在力を抑制してきた。中国では「全国一律」の雰囲気が充満している。北京で実施された有効な政策がたやすく全国で採用される。個人の創造性や独立性が制限を受けており、政府に従うしかないからだ。

文化面に関しても同様だ。中国では公立学校の生徒は低学年から高学年まで一貫して制服を着用し、高校生は毎週6日間授業を受けている。一部の米国人はこれを中国の優れた部分のように見ているが、同時に若い世代の創造力発揮の機会を制限しているとも言える。彼らから見ると、生活が固定化されすぎているからだ。

中国人は、まず先に中国人であって、個人ではない。中国人が「全国一律」を壊したくないと願っているならば、中国はいかにして天才を生むというのだろうか?天才には勇敢な精神や好奇心、自主性が必要だ。

中国は大きく発展し、いつの日か世界最大の経済体になるかもしれない。しかし、それは世界のリーダーとなることとは全く異なる。経済規模は大きくなるだろうが、中国には世界のリーダーとなる要素が欠落している。(翻訳・編集/HA)

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