Record China 2018年1月24日(水) 12時50分
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24日、北京青年報は、中国で爆発的な人気を集めている日本のゲームアプリ「旅かえる」について、遠隔操作によるデータ改造を販売する業者が出現し、個人ID流出などのリスクが生じていると伝えた。資料写真。
2018年1月24日、北京青年報は、中国で爆発的な人気を集めている日本のゲームアプリ「旅かえる」について、遠隔操作によるデータ改造を販売する業者が出現し、個人ID流出などのリスクが生じていると伝えた。
「旅かえる」は、日本のゲームアプリ開発会社ヒットポイントが昨年リリースしたゲームアプリ。現在、中国で大人気となっており、今月10日から中国のApp Storeの無料アプリランキングとゲームアプリランキングでトップになっている。
ゲーム内容は、旅好きのカエルに旅をさせるというもので、クローバーを集めて食べ物や装備を購入してカエルに与える作業を繰り返す。より多くのクローバーがあれば、より良い物をカエルに与えられ、それにより旅の行き先やお土産も変わってくる。クローバーを無課金で手に入れるのに時間がかかり、購入料金も決して安くないことから、中国では「仏系ゲーム」と呼ばれているという。
記事によると、クローバーが手に入りにくい点を一部の業者が商機と捉え、ECサイト上では「20元(約340円)で無限のクローバーが手に入る」といった触れ込みでチートデータの販売が行われているという。「実際に購入してみると、業者から二つのリンクが送られてきた。一つ目はクローバーが99万9999枚になるチートデータ入りの圧縮ファイルで、二つ目はiOSにおける改造手順だった」と説明している。
そして、「改造操作には多くのリスクが存在するようだ」と指摘。多くの利用者から、「ゲームや携帯電話のデータが消えた」「メールの送受信ができなくなった」との報告が出ているという。また、業者は「iOSのバージョンが新しいほど操作中にデータが失われるリスクが高まる」と説明し、操作の失敗を防ぐために遠隔操作に同意するよう勧めてきたそうだ。
あるフリーのゲーム開発者は「このゲームのチートはとても簡単。データを改変するだけだ。業者はまず、上限いっぱいのクローバーを自ら購入してそのデータを読み取る。それをプログラムで複製して売っている」と指摘している。
アップルのカスタマーサビス担当者は「遠隔操作に同意すると、アップルIDアカウントを盗まれる可能性がある。例えば業者が利用者の携帯電話をロックして解除料を請求するということもあり得る。可能な限り知らない人にデータのインストールや改変をさせないようにしてほしい」と警告している。(翻訳・編集/川尻)
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