日本僑報社 2018年1月29日(月) 15時0分
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日本僑報社・日中交流研究所は2018年の年初に当たり、今年の第14回「中国人の日本語作文コンクール」の募集要項を発表した。
募集する作文のテーマは、昨年に引き続き3つ。今年は日中平和友好条約締結40周年の節目の年に当たることから、これを記念して、日中関係のさらなる深化・発展の一助になり得るような意見や提言のある作文を募集する。
テーマの1つは、「中国の若者が見つけた日本の新しい魅力」。これは、前回2017年の第13回作文コンクールのテーマの1つ「日本人に伝えたい中国の新しい魅力」の対(つい)になるテーマ。これまで中国の人々にはあまり知られていない、それを知ったらどうしても訪れたくなるような「日本の新しい魅力」を募集する。
2つめは、「日本の『中国語の日』に私ができること」。作文コンクールを主催する日本僑報社・日中交流研究所は、2017年の日中国交正常化45周年を記念して、中国で初めての「日本語の日」を、また日本で初めての「中国語の日」を創設することを提言。その上で、前回の作文コンクールでは「中国の『日本語の日』に私ができること」をテーマの1つに掲げた。このテーマはその対になるものとして選ばれた。
3つめは、「心に残る、先生のあの言葉」。これは日本語作文コンクールの第11回(2015年)より、毎回多数の応募がある「日本語教師の教え」をテーマの1つとしたもの。学生たちが日々の日本語学習を続ける中で、そのモチベーションを上げるキッカケになったり、日本語のレベルアップのヒントになったりした先生の言葉についてのエピソードを募集する。
テーマの選択は自由で、1人につき複数作品の応募も可能。主催者は「オリジナリティー豊かで新しい発見のある、感動的な作品をお待ちしている。そして、できるだけ正しく自然な日本語表現を目指してほしい」と呼びかけている。中国人の日本語作文コンクールは、日本僑報社・日中交流研究所が主催し、株式会社ドンキホーテホールディングス、東芝国際交流財団が協賛、朝日新聞社がメディアパートナーとなり行われる予定。
第14回日本語作文コンクールへの応募資格は、日本への半年以上の留学(滞在)経験のない中国人学生であること(※社会人は不可)。応募作品の中から、最優秀賞(日本大使賞)1本のほか、1等賞(5本)、2等賞(15本)、3等賞(50本)の計71本、さらに佳作賞約200本(昨年実績は211本)が選出される予定。最優秀賞受賞者は、副賞として日本に1週間招待される。また入賞作は「受賞作品集」として書籍にまとめられ、日本僑報社から出版される。作文の応募期間は、5月8日(火)から5月31日(木)まで。詳細は主催者の公式サイトを参照。
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