2011年11月15日、江蘇省南京市の中心部・鼓楼区で大量のごみが道路を埋め尽くすという事態が発生した。昇給を求めた道路清掃員らがストライキを起こしたもよう。16日付で南方日報が伝えた。

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複数のネットユーザーが中国版ツイッターで現場の写真を公開した。ハンドルネーム「猪小小妹」によると、ごみが道路に捨てられ始めたのは14日の午後3時ごろ（現地時間、以下同じ）。四方八方から大量のごみを積んだ“自転車リヤカー”が集結し、ちゅうちょなく捨てていった。翌15日の午前7時には歩行者用道路が完全にごみで埋め尽くされ、車両用も半分がごみに占領されてしまったという。

鼓楼区の環境衛生所は、同様の事態は同区だけでなく南京市内の複数の区で起きたことを認めた。大量のごみは同市城管局（都市管理局）が派遣した緊急グループがすべて片付け、原因を調査しているとのこと。だが、どうやら道路清掃員らが昇給を求め、ストライキを起こしたもようだ。

同市では職員の給与体系を能力給にする「給与改革」が行われているが、その対象に道路清掃員が含まれていないことに腹を立てているらしい。現在、彼らの月給は1000〜2000元（約1万2000〜2万4000円）だが、仕事の大変さや成果が加味されれば、これ以上になるという言い分だ。清掃員の1人は「とにかく給料が安い。昨日、おとといはそれに対する抗議だ」と語っている。（翻訳・編集/NN）