2017年に欧州を旅行した中国人観光客は延べ1360万人に達し、前年に比べ13．4％増えた。人気の目的地トップ3はフランス、ドイツ、イタリアの順だ。参考消息網が20日付で伝えた。

このデータは中国旅遊研究院の戴斌院長が訪問先のイタリアで18日述べたもので、同氏はフランスでのテロ発生を不安視した中国人観光客の目がドイツに向いたことなどを説明。また、17年は7割の中国人観光客が団体旅行を選んだが、個人旅行に関心を持つ人が増えている点も指摘した。

欧州を訪れる中国人観光客が直面する主な問題として挙げられているのが「言葉」で、このほかWIFIやモバイル決済サービスを利用できない場合に不便さを感じる人も多い。この状況に対処するため、一部のレストランやホテルは中国語の案内板を設けるなどの取り組みを行っている。（提供/Bridge・編集/Asada）