<チャイナ・インプレッション> 誰か助けてください!難病の母のために―甘粛省蘭州市

Record China    2007年2月7日(水) 15時25分

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甘粛省農村部出身の男性が、蘭州市の張掖路で首に1枚の看板を下げて立っていた。そこには「私を貸します」と書いてあった。母親が難病にかかり、救いの手を待っているのだ。

2007月2月5日午後、甘粛省蘭州市の張掖路で、男性が1枚の看板を首にかけて立っていた。看板には「私を貸します」と書いてある。話によると、この男性は甘粛省農村部の出身で、70歳になるお母さんが難病にかかり、彼はお母さんの治療費としてすべての貯金を使ってしまった。しかし、まだ一向に回復の兆は見えていないという。彼は医療費を工面するために、このような方法で助けてくれる人を探しているのだ。

現在、中国人にとって一番の問題は医療費のことではないだろうか。医療保険に恵まれていなかった農村部の人々は、特に顕著だ。医療費は全て自己負担となる彼らにとって、万一、病気にかかると最悪の事態となる。彼らの唯一の希望は、誰か助けてくれる人が現れること。しかし中国でも、社会の近代化とともに他人への関心はどんどん薄れていっている。そういう時代に、他人の病気を心配して助けてくれるような奇特な人が本当に現れるのだろうか。

いま大きな変容を遂げつつある中国。4000年以上もの歴史と、多くの可能性を秘めた未来が交錯し、さまざまな魅力i溢れている。その未来に、パワーに、進歩にと、世界中からいま最も熱い視線を集める中国。<チャイナ・インプレッション>では、現在、そして未来の中国の表情をありのままにお届けします。

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