網のなかには生きた化石が…カラチョウザメの運命は―重慶市

Record China    2011年11月15日(火) 8時20分

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8日、長江の清掃をしていた重慶市の男性が網を引き揚げると、かかっていたのは、中国の国家一級保護動物に指定されているカラチョウザメだった。

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2011年11月8日、中国・重慶市で小雨の中、一隻の清掃船が長江の水面を清掃していた。清掃員兼漁民の男性は、家計の足しにする為にたまに清掃後に漁をするという。男性が魚の網を引き揚げたとき、いままで見たことのない化け物のような魚を発見した。それは大型のカラチョウザメだった。チャイナフォトプレスの報道。

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カラチョウザメは男性と30分の格闘の末に姿を現した。男性は直ちに漁業行政漁港監督管理所へ通報した。あまりの驚きにカラチョウザメを網から出せなかったという。引き揚げられた個体は体長1.4メートル、重さは14キロ、年齢は約7歳。カラチョウザメは中国の国家一級保護動物に指定されている。

連絡を受けた漁業行政所は事態を重く見て、すぐさま中国科学院長江水産研究所へ連絡した。中国科学院長江水産研究所の説明を受けた漁業行政所の発表によると、カラチョウザメは先月29日、同研究所が四川省宜賓市で長江へ放流したものと判明。この個体は11日間で600キロ以上もの距離を泳いだらしく、摂食行動などでの研究価値が高いとしている。水産専門家は近日中に重慶市に赴き、研究を始める。

8日以来、漁業行政所はほぼ毎日男性に連絡し、カラチョウザメの飼育法を指導している。男性は現在、妻と共にカラチョウザメの飼育をしており、睡眠も交代制にし、24時間体制で水槽を守っている。(翻訳・編集/内山)

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