中国人はなぜ台湾企業が嫌いなのか―台湾作家

Record China    2011年11月13日(日) 8時48分

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11日、台湾の旅行小説作家はこのほど、台湾紙に中国人が見た台湾企業のイメージについて短文を発表した。資料写真。

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2011年11月11日、台湾の旅行小説作家・葉志輝(イエ・ジーフイ)はこのほど、台湾紙に中国人が見た台湾企業のイメージについて短文を発表した。環球網が伝えた。以下はその内容。

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「私が出会った台湾人の中で、あなたは一番よい人だ」。ネットで知り合った人、友人、取引先、社員など、これまでに10人以上の中国の友人が私をこう褒めた。人として認められたと喜ぶ一方、ある意味で心痛な面もある。私を褒めてくれる言葉の裏から、その実、中国人が抱いている台湾人のイメージが鼻持ちならないものだとわかるからだ。「台巴子」(「巴子」とは上海方言で田舎者を示す。世の中に疎くだまされやすい、自分を正しいと思い込んでいるなどの意味)などと呼ばれ、台湾企業には就職したくないと思われている。

もちろん、このような状況も致し方ないと思うことも多い。台湾人が愛人を囲う風習は中国で有名な歌謡曲「豚も笑う」にもなり、からかわれている。お色気好きな台湾人はクラブやバーで1日に大金を使い果たしてもなんとも思わないし、サラリーマンの給与や福利厚生はひどいもので、規則も多い。台湾企業は中国で就職先として人気がなく、文化の違いによる問題もあり、台湾人のイメージはずっとマイナスに偏ったままだ。

台湾企業に人気が出ない理由は、「就業態度」の違いによるところが大きいと思っている。台湾人は昔から「責任制」に慣れており、自分の担当業務が終わらなければ残業してでも終わらせるし、トラブルが起これば必死で解決しようとする。だが、中国では終業時間になれば事務所は空っぽだ。社員の適応力が低いので、台湾企業はあの手この手で規則で縛ろうとする。30分の遅刻を1日の欠勤と見なしたり、罰金、給与減額を科すなど、規則の中には目を疑う内容もあるが、仕方ないともいえる。

女好きという点では世の中の男はみな同じだが、違いは懐の重さだけだ。本当の金持ちで実力のある上海人は台湾、日本、韓国など目じゃない。目がくらむばかりの財産をうならせている。上海方言を話す大物の割合を見れば一目同然だ。台湾人の欠点ばかりをあげつらってしまったが、ゆっくり改善を図りたいものだ。(翻訳・編集/渡邊英子)

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