複数の高速鉄道路線の開通延期を発表=7月の追突事故受け安全性を確認―中国

Record China    2011年11月9日(水) 11時18分

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8日、中国国営ニュースサイトは中国国内の複数の高速鉄道路線が安全性に対する懸念から開通延期を発表していると伝えた。写真は4月、建設中の武漢〜宜昌間の高速鉄道。

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2011年11月8日、中国国営ニュースサイト・新華網は中国国内の複数の高速鉄道路線が安全性に対する懸念から開通延期を発表していると伝えた。中国の東部、中部、西部を横断する「滬漢蓉(上海武漢成都)快速客運専線」も武漢〜宜昌区間が正式にテスト調整段階に入っているが、本来予定されていた今月の開通計画は延期された。

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同区間は2008年9月に着工、本来の計画では2011年末に完成および開通するはずだったが、今年7月23日に起きた浙江省温州での高速鉄道追突事故で安全性への懸念が強まった。結局、11月の開通予定は延期。新たに発表された計画表では、11月にテスト・調整、2012年1月に運行テスト、2月に全体検査および安全評価を行い、3月に正式開通する予定となっている。

中国では高速鉄道網の整備が急ピッチで行われてきたが、7月の事故後、全国の鉄道部門は安全性に関する大がかりな検査を実施、建設プロジェクトの進度もペースダウンしている。

複数の路線が開通延期を決定した原因について、業界内の専門家は、年初からの信用収縮、資金調達の困難など経済的影響のほか、7月の高速鉄道追突事故が引き金となり、安全性の問題を重視するようになったことが大きいと分析している。(翻訳・編集/若林亜希)

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