北京市民の生活に溶け込む台湾文化―香港メディア

Record China    2011年11月5日(土) 5時27分

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2日、多くの北京市民が台湾のテレビ番組を見たり、台湾料理を食べるなど台湾文化に慣れ親しんでいる。写真は中国北京国際文化創意産業展覧会の台湾ブース。

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2011年10月31日、中国系の香港中国通信社は「北京市民の生活に溶け込む台湾文化」と題した記事を掲載した。2日付で中国新聞社が伝えた。

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25歳の女性・李(リー)さんは、台湾の人気バラエティー番組「康熙来了」を見て、台湾系カフェ「鹿港小鎮(Bellagio Cafe)」でコーヒーを飲み、台湾風カキオムレツを食べるのが大好きだ。しかし、彼女が暮らしているのは台北ではなく北京。現在、多くの北京市民が台湾文化に慣れ親しんでいる。

人気の「鹿港小鎮」や「鼎泰豊」(ディンタイフォン)などの台湾料理レストランは、北京市だけで少なくとも100軒以上あるという。しかし、全体的に値段はやや高めで、市民にとって決してお手軽な価格ではないが、それでも、夜の混雑時には満席状態で、行列を作り席が空くのを待たなくてはならないこともある。

孫を連れて鼎泰豊にやって来た劉(リウ)さんは、「この店の小籠包は美味しい。1つ10元(約120円)近くするので、普段は高くて食べられないけど、時々なら子供たちを連れて来られるわ」と話した。また、男性客の胡(フー)さんは「普段、台湾風の点心を食べたいなら、前門の近くが良いよ。ここは高すぎるしね」と述べた。

胡さんの言う、前門周辺は2009年に北京市政府によって区画整備が行われ、前門歴史文化区が建設された。前門の南端から台湾会館を中心に台湾文化をテーマにした北京台湾街が作られ、その東側の地下にある屋台街では台湾風味の食べ物を売る店が30店舗以上軒を連ねている。

ここでは、台湾文化に触れることができ、阿里山広場では市民たちがこぞってミニチュアの「阿里山森林鉄路」と記念撮影をする姿が見られる。広場西側にある台湾映像生活美学館には、台北の「国立故宮博物院」が出品している歴史と現代が融合した珍しい携帯電話カバーや手袋などの商品を目当てに訪れる人も多い。(翻訳・編集/若林亜希)

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