2011年10月29日、「中国人はなぜ、スティーブ・ジョブズのために行列を作るのか」と題した記事が中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載された。以下はその内容。

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中国人は並ぶのが嫌いな民族だ。それなのに、アップルの前では全く違う。ジョブズが存命の間はiPhoneやiPadを手に入れるために長い行列を作り、ジョブズが亡くなった後は彼の伝記本を手に入れるためにまた長蛇の列を作った。彼らは彼の成功の秘訣を探りたいと願っているのだろう。

ジョブズは米国式の奇跡だ。彼が作ったアップルは全世界を席巻。我々中国人の生活や就業環境も改善し、多くの中国ファンを集めた。中国人はジョブズのような英雄の誕生を待ちわびているに違いない。だが、彼のような偉人は米国でしか生まれないだろう。ジョブズが中国に生まれていたら、全く違うジョブズになっていたはずだ。

中国がジョブズのような人材を輩出したいのなら、人材育成の土壌を改善する必要がある。新しい主張を唱える者を権威たちが歓迎しないというのが今の中国だ。せっかくの甘い汁が吸える環境を彼らが破壊する可能性があるからである。

中国人の欠点は創造を尊重せず、奪い取ることを好むこと。だが、創造こそが富を生み出す源泉だ。ジョブズが歩んだ道を中国人も歩むべきだろう。（翻訳・編集/NN）