割り箸は環境破壊と温暖化の元凶、日本と中国の消費者に広がる“使い捨て離れ”―中国メディア

Record China    2011年10月27日(木) 18時12分

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26日、日本や中国で大量に使用されている使い捨ての割り箸を作るために、アジアの森林で多くの木が伐採されている。そこで両国の消費者は「割り箸不使用運動」を展開中だ。写真は中国のレストラン。

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2011年10月26日、アジアの国、特に中国と日本で多く使用されている割り箸を生産するために、毎年膨大な面積の森林が伐採されている。環境破壊や温暖化の大きな原因の1つになっている割り箸の使用を見直そうという動きが、日中両国の消費者の間で広がっている。網易探索が伝えた。

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中国国家林業局の資料によると、中国で毎年生産される割り箸の数は約570億膳で、380万本の木を伐採した計算になる。割り箸の材料となるのはポプラやシラカバ、杉、竹などで、出来上がった割り箸の約50%が中国国内で消費され、残りの50%のうち77%が日本へ輸出、21%が韓国、2%が米国向けだ。2008年の国連報告では、毎年2万7900平方キロメートルの森林がアジアから消えているという。

中国では2010年12月に全国から集まった大学生200人が北京で「割り箸反対運動」を展開。4万人の署名を集めることに成功した。中国政府もレストランや食堂に対し、「非使い捨て箸」の使用を推奨する通達を出している。衛生面の問題から広く割り箸が浸透していた日本でもプラスチック製の箸を置いている店が増えている。自分の箸を持参する「マイ箸」は、日本だけでなく中国の大学生やホワイトカラーの人々にもエコ活動として浸透しつつある。(翻訳・編集/本郷)

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