Record China 2011年10月21日(金) 20時30分
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19日、中国人ブロガー、金子山氏が「日本はなぜ中国に略奪した文化財を返さないのか?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は9月、北京で開催された「日本による中国侵略の証拠展」。
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2011年10月19日、中国人ブロガー、金子山(ジン・ズーシャン)氏が「日本はなぜ中国に略奪した文化財を返さないのか?」と題した記事を中国のブログサイト・環球博客に掲載した。以下はその内容。
【その他の写真】
韓国を訪問中の野田佳彦首相が李明博(イ・ミョンバク)大統領との首脳会談の際、植民統治時代に略奪した一部の古文書を持参するとニュースで知った。「日韓図書協定」により、日本側が計1205冊を返還することになっているという。野田首相は首脳会談でそのうちの5冊を韓国側に直接返還する。
では、韓国に返すなら中国や北朝鮮にはいつ返してくれるのか?我々も同じように日本の侵略の被害に遭ったのに、韓国にだけ返すのはおかしい。中国が日本から文化財を取り戻すには、自分で金を払って買い戻す、オークションで落札する、個人の寄付に頼るなど民間ルートしか開けていない。日韓のように政府主導の協定など存在しない。
韓国と日本はどちらも米国の同盟国。領土問題や侵略戦争に対する認識の違いなど存在するが、理論上では同じ陣営に属する。一方、社会制度もイデオロギーも違う中国や北朝鮮には違う目を向ける。そこからは「冷戦思考」が垣間見える。いまだに軍国主義の亡霊がブラブラしているのか、中国を「敵視」する態度を時々とる。
略奪した文化財を返すことは過去の償いにもなる。歴史に関わる重石を取り除かなければ、日本は正常な外交を進めることはできない。これは日本自身も分かっているはず。日本は略奪した文化財を返すべきだ。(翻訳・編集/NN)
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