ES細胞ねつ造事件の黄元教授、犬の卵子でコヨーテのクローンに成功―韓国

Record China    2011年10月18日(火) 13時22分

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17日、胚性幹細胞(ES細胞)に関する研究論文のねつ造と研究費横領の罪に問われている元ソウル大教授の黄禹錫(ファン・ウソク)氏の研究チームが、犬の卵子を使ってコヨーテのクローンを誕生させることに成功した。写真は黄氏。

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2011年10月17日、胚性幹細胞(ES細胞)に関する研究論文のねつ造と研究費横領の罪に問われている元ソウル大教授の黄禹錫(ファン・ウソク)氏の研究チームが、犬の卵子を使ってコヨーテのクローンを誕生させることに成功した。新華網が伝えた。

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ねつ造発覚後も黄氏のクローン研究を支援してきた京畿道(キョンギド)政府が明らかにした。それによると、研究チームはコヨーテの体細胞から取った核を犬の卵子に移植し、クローンコヨーテを誕生させた。異種間の体細胞核移植に成功したのは初めてだという。コヨーテは国際自然保護連合(IUCN)がまとめた「絶滅のおそれのある種のレッドリスト」に選定されている。

同日、クローンコヨーテを同政府に寄贈する式典が行われ、6月に誕生した雌3匹とその後に誕生した雄5匹が贈呈された。黄氏は「今後も絶滅危惧種のクローンに挑戦したい」と抱負を語った。

黄氏は2004年、ヒトの胚性幹細胞(ES細胞)を作製することに世界で初めて成功したと発表、世界中を驚愕させ韓国では英雄となったが、その後、発表した論文がねつ造と判明。有罪判決が言い渡され、現在は最高裁に上告中。(翻訳・編集/NN)

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