中国人の北朝鮮旅行の動機は、自分の年少時代へ「タイムトラベル」ができるから―中国メディア

Record China    2011年10月18日(火) 4時57分

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15日、中国青年報は中国人が北朝鮮を旅行先に選ぶ理由について、昔の中国のような感覚を味わえるからだと伝えた。写真は北朝鮮旅行に出発する中国人観光客。

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2011年10月15日、中国の建国記念日にあたる国慶節(10月1日)の連休を利用して北朝鮮の平壌(ピョンヤン)を訪れた中国人観光客に、北朝鮮を旅行先に選んだ理由を聞いてみた。中国青年報(電子版)が伝えた。

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多かった答えは「北朝鮮の改革開放を待っていたら、いつになるかわからない。だから今来た」というもの。「北朝鮮に行って中国の昔を懐かしみたい」という答えや「ミステリアスな国に対する好奇心」、「ただ静かな場所で休日を過ごしたかったから」という理由もあった。

国慶節当日に平壌を訪れた中国人は約700人。最初に連れて行かれる観光地・中朝友誼塔では殉死した両国の英雄の御霊に献花するのが決まりとなっている。板門店では北朝鮮の人民兵士による「朝鮮人民は共に敵と戦った中国人民志願軍のことを決して忘れない」という説明に拍手で応じた。ホテルの食事で「このパンはおいしい。我々の80年代の味がする」と話す彼らにとって、北朝鮮の旅は中国の1960年代から1970年代へのタイムトラベルのようだ。街角にあふれるスローガンや指導者の銅像、少年宮での子供たちのパフォーマンスを見ると、中国人は自分たちの子供時代を思い出す。

同じ社会主義の国だが中朝両国の人々の暮らしは大きく違ってしまった。外国人専用のホテルのバーで酒を飲み、カジノで大量のチップを賭けている中国人。「ここでは70年代に中国を訪れた外国人と同じような待遇を受けられるよ」と彼らは皮肉交じりに話していた。ちなみに同じく国慶節の連休に韓国のソウルを訪れた中国人は約7万人だった。(翻訳・編集/本郷)

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