アキノ比大統領、「中国はメンツさえつぶさなければ、筋を通す国」―米華字紙

Record China    2011年9月22日(木) 11時9分

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20日、フィリピンのアキノ大統領は米ニューヨークのアジア協会での演説で、「中国は筋を通す国。だが、彼らのメンツをつぶさないのが大前提だ」と述べた。写真は8月31日、北京で開催された中国・フィリピン経済貿易フォーラム。アキノ大統領も出席した。

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2011年9月20日、フィリピンのベニグノ・アキノ大統領は米ニューヨークのアジア協会での演説で、「中国は筋を通す国。だが、彼らのメンツをつぶさないのが大前提だ」と述べた。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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石油や天然ガスが大量に埋蔵されている南シナ海をめぐり、中国とフィリピンはいずれも領有権を主張して譲らず、緊迫した状態が続いている。こうした中、8月30日から5日間の日程で北京を訪問したアキノ大統領は「互いの立場を理解するよう工夫し、合意できる部分を探すことが重要」と述べ、歩み寄りの姿勢を見せた。

現在、ニューヨークで開催中の国連総会に出席している同大統領は、アジア協会で演説し、「中国が特殊な状況に遭遇した時、最も重視するのがメンツだ。だが、われわれは『中国は筋を通す国』だと思っている。ただ、それには彼らのメンツをつぶさないのが大前提だ」との考えを示した。

このほか、同大統領は中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国とで南シナ海における行動準則を定めるべきとの姿勢も改めて強調した。だが、これに対し、中国は話し合いによる解決を主張している。

南シナ海の石油や天然ガスの開発をめぐっては、インド国有の石油天然ガス公社(ONGC)がベトナムから同国沖の2鉱区の開発許可を得たことが発表されたばかり。これを受け、中国外交部の姜瑜(ジアン・ユー)報道官は「中国がスプラトリー(南沙)諸島および近海の領有権を所有しているのは争う余地のない事実」と強い反発を示している。(翻訳・編集/NN)

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