「国営テレビに視聴率回すため?」、人気スター続出の地方局番組「快楽女声」中止に不満の声―中国

Record China    2011年9月20日(火) 11時57分

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19日、数々のスターを生んできた中国の人気オーディション番組「快楽女声」が、来年は開催されないことが明らかになった。写真はジェーン・チャン(左)とクリス・リー(右)。

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2011年9月19日、数々のスターを生んできた中国の人気オーディション番組「快楽女声」が、来年は開催されないことが明らかになった。大紀元が伝えた。

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04年に「超級女声」としてスタートした湖南衛星テレビ「快楽女声」は、オーディション番組のパイオニアとして社会現象を巻き起こすブームに。この番組からは、スーパーアイドルクリス・リー(李宇春)、日本デビューも果たしたジェーン・チャン(張[青見]穎)はじめ、チョウ・ビーチャン(周筆暢)やハー・ジエ(何潔)といったスターを数多く生み出してきた。

今年も第8回大会を開催中の湖南衛星テレビはこのほど、公式ミニブログで来年は開催しないと正式表明。同局によると、中国のメディアを統括する国家広播電影電視総局(広電総局)から、規定された放送時間を超過したことを“厳重な問題”と指摘され、来年は放送できない事態に陥ったという。

近年、台頭する地方局の人気番組について、広電総局では放送時間や内容を枠付けし、厳しく規定している。「快楽女声」のようなオーディション系バラエティ番組の場合、夜間ゴールデンタイムの放送では90分を超えてはならないと指導している。

中国メディアによると、一般投票でスターを生み出す「快楽女声」の手法について、政府関係者から「不健康」「低俗」とクレームが上がったのも放送中止の原因の一つ。さらに有識者の間からは、視聴率を稼ぐ地方の人気番組を広電総局が恐れ、国営テレビ・中央電視台(CCTV)の劣勢を防ぐための商業的要因が見えるとの意見が。広電総局の強引なやり方に、不満の声も上がっている。(翻訳・編集/Mathilda

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