多人数の歩行も禁止 崩壊の危機にあるコンクリ橋―浙江省寧波市

Record China    2007年1月31日(水) 18時25分

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寧波市の新江橋を調査した結果、同橋は危険な状態とされるE級に近付いており、このまま利用し続けるといつ崩壊するか分からない状態だという。そこで緊急に通行止めとなり、大勢での歩行も禁止された。

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新江橋は1970年に建てられ、浙江省寧波市の海曙区を江北区とつなぐ交通の要路にある橋だ。全長127m、幅19.5m、三孔鉄筋コンクリートの空腹式アーチ橋である。建設当時さまざまな制約があったため、デザインや施工技術、そして橋をかける場所の選択などに、いくつかの欠点を持っている。

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1999年、新江橋の西側のアーチに船がぶつかって橋を壊したことがあり、修復が行われた。そして今年の調査によって、他にもいくつかの破損箇所が発見されたという。

2006年5月の末、寧波市の関係部門が再び上海同済建設工程質量テストセンターに依頼し、新江橋の状態と積載可能重量の全面的なチェックを行った。その結果、新江橋の積載可能重量はもう限界に達しており、橋の安全設計要求を満たせないことが分かった。「城市橋梁養護技術規範」によると、新江橋は危険な状態とされるE級に迫っているという。このままだといつ崩壊するか分からないためすぐに使用を停止、もしくは取り壊して建て直さなればならないという。

最悪の事故を引き起こさないよう、寧波市政府の許可を得た城市管理局は、この日の夜9時に新江橋を封じ、自動車の通行を一切禁止することに決めた。それに加え、一度に大勢が橋の上で活動したり、橋の上を歩いたりすることも禁止となった。

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