学校教育に不満、子供を私塾や自宅で学ばせるケースが増加―中国

Record China    2011年9月7日(水) 13時54分

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5日、中国で学校教育に不満を持つ親たちが子供を公的教育機関へ通わせず、私塾や民間スクール、自宅などで勉強させるケースが増えている。写真は海南省海口市の私塾。

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2011年9月5日、中国青年報によると、中国では学校教育に不満を持つ親たちが、子供を公的教育機関へ通わせず、私塾や民間スクール、自宅などで勉強させるケースが増えている。

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教育方式、授業内容、学習効果、評価方法……親が子供を“転校”させる理由はさまざまだ。私塾の形態、授業内容もまた多種多様。自宅で親や家庭教師が教えるケースもある。北京を離れて雲南省大理で私塾「蒼山学堂」を開いた陳陣(チェン・ジェン)さんは「終わりのない宿題、愚かなテスト、絶望的な教育制度。夢を追うため自然に帰った」と話す。陳さんの下で学ぶ子は15人。緑深き山懐に抱かれた学び舎で、高校までの基礎教育を終える。

一方、広東省広州市に私塾「六月小学堂」を設立した葉万紅(イエ・ワンホン)さんは、父親に“現代の孟母”と呼ばれている。子供をいい幼稚園に通わせるため、葉さんは引っ越しを繰り返した。しかし、理想の小学校を求めて奔走したものの、結局見つからなかった。そこで葉さんは自分の家を売り、マンションを借りて私塾を設立した。

六月小学堂の授業は政府の指導要領に準じているが、美術、音楽教育などを重視している。「教育は母親が作る食事と一緒。栄養があって、おいしくて、温かくなければ」と葉さんは話している。(翻訳・編集/AA)

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