隣り合う2工場で火災発生 全く異なる煙と主張―福建省福州市

Record China    2007年1月29日(月) 20時42分

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2棟の隣り合う工場で火災が発生し、一方からは白い煙、もう一方からは黒い煙が立ち上った。幸い死者は出なかったが、どちらの工場も大きな損失を出すことになりそうだ。

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2007年1月28日の午前11時半、福建省福州市のビー侯青口工業園区にある、2棟の隣り合う工場「晶星工芸品有限公司(晶星公司)」と「東聯実業有限公司(東聯公司)」の倉庫で、相次いで火災が発生した。

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2工場の倉庫はぼうぼうと燃えさかっているが、煙の色は全く異なっている。晶星公司の倉庫は2階建ての建物で、白い煙が窓の中から湧き出している。工場作業員の話によると、倉庫には工芸品の原料となる竹や木材数百kgが置かれていたという。この火災により、少なくとも20万元(約300万円)の損失を出すことになりそうだと、工場主の娘は言った。

一方、隣の東聯公司の倉庫からの煙は黒かった。この工場では靴底の敷き皮を生産しており、倉庫に大量のビニールが積んであったためだ。ビニールの完成品は全部で何百万元もするそうで、その痛手は大きい。

東聯公司の貯水池には300tの水があったが、消火活動によって2時間で尽きてしまった。隣の晶星公司はまだ生産を始めていなかったため、貯水池にも水を貯めていなかった。火事は3時間後の午後2時30分頃、やっと消し止められた。火災の原因について質問したが、ここでも2つの工場の答えは異なっている。東聯公司側は晶星公司の2人の作業員が、工場を隔てる塀のそばで電気溶接をしており、火花が倉庫に飛んで入りビニールを燃やしたと言うのに対し、晶星公司の叶(イエ)さんはこの日の午前、自分の工場の作業員は電気溶接していなかったと主張している。

レコードチャイナのカメラマンは晶星公司の自転車のかごに、電気溶接を行ったばかりらしい跡を発見したが、本当の原因はまだ明らかにされていない。

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