最新治療で回復中の白クジラ・楽ちゃん―山東省青島市

最新治療を受けている、山東省青島市の極地海洋公園の1匹の白クジラが、世界中の海洋動物研究家達から注目されている。

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この白クジラ「楽ちゃん」は水族館の一番の人気者で、尾びれに奇妙な皮膚病を発病したため、今月19日にクジラとしては世界で初めての手術を受けた。それから8日経った2007年1月27日午後、担当獣医は「今回の治療は、中西医結合と呼ばれる新しい方法を取り入れて進めている」と発表した。

体に複数の傷ができた楽ちゃんを、獣医達は困難な皮膚病と診断、日本の海洋動物研究家に相談し、治療方法を決定したという。その方法とは、漢方医学と西洋医学の両方を使った「中西医結合」で、漢方薬と西洋薬を混ぜた、楽ちゃんのための特別な軟こうが作られ、体内に注入された。

この軟こうは傷口を水から隔離し、皮膚組織を活性化させる効用を持つという。傷口が早くふさがるので、尾びれにできた傷には直接この軟こうを塗ることになった。担当した獣医達は、この「中西医結合」という新治療法に自信満々、だということだった。