「お母さんの味」を世界文化遺産に、日本の食文化研究者が呼び掛け―浙江省杭州市

Record China    2011年8月23日(火) 0時18分

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20日、中国浙江省杭州市で開幕した「2011杭州・アジア食学フォーラム」に出席した石毛直道・国立民族学博物館名誉教授が、時代の流れと共に失われていく「お母さんの味」を世界文化遺産に申請すべきとの考えを示した。写真は日本の家庭料理。

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2011年8月20日、中国浙江省杭州市で開幕した「2011杭州・アジア食学フォーラム」に出席した石毛直道・国立民族学博物館名誉教授が、時代の流れと共に失われていく「お母さんの味」を世界文化遺産に申請すべきとの考えを示した。中国新聞網が伝えた。

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石毛教授は、20世紀後半から食品工業が発展し飲食業が産業化したことで、伝統的な食文化が大きなダメージを受けたと指摘。「市場には加熱するだけで食べられる半加工品が並び、台所の機能は『レンジでチン』のみになりつつある」との懸念を示した上で、各家庭に伝わる「お母さんの味」を世界文化遺産に登録し保存対象にすべきだと訴えた。

石毛教授はまた、「家庭から伝統的な食の知識を教え、広めるという役割が消え去りつつある」とし、「日本では学校で『食育』に取り組み、家庭で足りない分を補っている」との現状を紹介した。(翻訳・編集/NN)

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