世界遺産候補「西安城壁」に科学のメス―陝西省西安市

Record China    2007年1月28日(日) 21時32分

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西安市にそびえる西安城壁は観光名所というだけではなく、歴史的に大きな意義を持つ遺産である。その西安城壁に科学のメスが入った。城壁の歴史が解き明かされたのだ。

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2007年1月27日、陜西省西安市に残されている「西安城壁」は長さ13.7km、現存するものとしては世界の中でも最大規模を誇る古代の城壁といわれている。最近では「明清の長城」のプロジェクトの一部分として『中国世界文化遺産予備リスト』に登録されていたが、これまで何度も修理されたことがあり、歴史的な変遷については長い間不明であった。この西安城壁に科学のメスが入った。

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西安文化財保護修復センターの専門家・秦建明(チンジエンミン)さんらは西安城壁の南側にある含光門の古い城壁断面を分析した。その結果、城壁の構造、土の性質、色などから断面の外側部分は明、清(1368〜1912年)時代の城壁で、内側部分は隋、唐(589〜907年)時代の皇城の城壁であることがわかった。また隋、唐時代の後に数回修復した城壁が残っていることも発見された。この分析により西安城壁は5回の大規模な修復を経て建造されたものだということが明らかにされた。

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